バイクの話76

 
 

Motorcycles(Photographs are attached)

2018年01月16日(火) 晴 

Serowの前後ディスクブレーキパッド交換。

潤滑油レベル確認、OK。

走行 16,435km

パッド交換後、近所で試走しブレーキの作動を確認した。

使ったカメラは、FUFILM X20。

 

1/6にヨドバシカメラにネットで注文。

1/15に届いた。

ヨドバシの合計金額は5,760円。

バイクショップだと10%引きがいいところ。

ヨドバシは22%引きでさらに10%のポイントが付く。

 

 

 

 

 

”泣き”に効果があるというので、パッド部分の角を丸めたり、背面にグリースを塗布したりする人もいるらしいが、私は一切しない。

 

 

 

 

参考までに最初の厚みを測定しておく。

これはリヤパッド。

 

 

 

 

 

 

 

 

差し引きするとパッドの厚みは約4mm。

 

 

 

 

リヤ

 

 

フロント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロント用は差し引きするとパッド厚みは約5.9mm。

面倒な測り方をしているようだが・・・

 

今回は清掃を兼ねてリヤタイヤも外す予定。

スネルカムの数値を読んでおく。

 

 

メンテナンススタンドと振れ止めをセットして、

バイクを直立させ、リヤタイヤも浮かせる。

 

 

 

汚れているねぇ・・・・

 

 

 

 

 

リヤブレーキのマスターシリンダ。(小さい!)

 

 

 

リヤシャフトのボルトサイズは22mm。

 

ナットのサイズは19mm。

 

まず、ディスクキャリパーカバーを止めている六角穴付きボルト2本を外す。

 

外した部品類を入れるステンレス・パンも準備しておく。

 

パッドをサポートしている六角穴付きボルト2本も緩めておく。

リヤシャフトを抜くとブレーキキャリパーがぶらぶらになり、

この六角穴付きボルトを緩めるのに苦労する。

(かなりきつく締まっているので)

リヤタイヤを外さずにブレーキパッドだけ交換する場合は、

この場面で、この六角穴付きボルト2本を抜いてしまう。

このボルトの締め付けトルクは17Nm(1.7kg・m)

 

作業の基本は、モンキーレンチなどを使わず

ボックスレンチかメガネをしっかりかけること。

ボルトやナットの頭を舐めてしまったり、

工具が外れて思わぬけがなどしないように。

 

 

 

 

 

 

リヤシャフトのナットが緩みました。

 

 

 

リヤシャフトを抜きます。

Serowのリヤディスクキャリパーはこのボルトで締め付けられている。

 

リヤシャフトを抜いているのでリヤタイヤが下に落ちている。

 

リヤシャフトを抜いたので、リヤタイヤが下がっている。

 

外したリヤタイヤ。

後で清掃する。

チェーンなどの邪魔物がないが、スポークホイールやハブは

やはり掃除がしにくい・・・・

 

タイヤ外径が純正タイヤより大きいので、

新品時の”タイヤのひげ”が泥除けカバーと接触しているが

タイヤそのものが接触しているわけではない。

 

 

 

 

 

作業しやすいようにキャリパーを持ち上げるので

あらかじめブレーキホースをサポート部分から外しておく。

 

 

 

 

 

ここまで外したのは購入以来初めてだから、汚れている・・・・

 

このボルト2本は、パッドをサポートしているボルト。

後で清掃して、グリースを薄く塗布しておく。

正式名称は「ブレーキパッドサポートボルト」

 

外れたブレーキパッド。

”溝”がなくなると、パッドの使用限界である。

 

 

 

まだパッド厚みに余裕はあるが、片減りしているね。

 

これが純正品のパッド。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リヤキャリパーは簡単に二分割できる。

こちら側のミゾにスイングアーム右内側の突起レールを合わせる

 

分割すると掃除がしやすい。

 

 

ブレーキフルードの漏れなどはないようだ。

 

 

新品パッドは厚みがあるのでピストンを

押し戻しておかないと、両パッドの隙間にディスクローターが入らない。

 

 

 

Serowは片ピストンタイプなので丸いピストンは手で簡単に押し戻せる。

ダブルピストンや車用では”ディスクセパレーター”という数千円が買えるねじ式の「ピストン押し広げ冶具」を使うと簡単だ。

レンチやドライバーなどの工具を使う”荒業”得意の人もいるが、部品を傷つけたりけがをしないようご注意あれ。

 

このピストンを押し戻す前に、マスターシリンダのふたを開けておくと良いが、ブレーキフルードがこぼれて塗装面に付着するとその部分が腐食しやすくなるので要注意。

 

これは犬のウンコではない。

モリブデングリースである!

 

新品のパッドに換装。

 

 

 

間違い探し・・・・

リヤシャフトを反対側から挿入してしまいました!(恥)

 

これは間違いの事例です!

 

これは間違いの事例です!

 

これが正規です。

スネルカムの位置は”5”。

 

これが正規です。

スネルカムの位置は”5”。

ナットの締め付けトルクは85Nm(8.5kg・m)

 

ここでリヤタイヤを手で回して、リヤブレーキを作動させてみる。

 

次にフロント。

 

作業をしやすくするためブレーキホースのサポートボルトを外す。

ボルトサイズは8mm。

 

 

ディスクパッド交換はこのボルト2本を抜く。

ボルトのサイズは12mm。

このボルトの締め付けトルクは30Nm(3.0kg・m)

 

外したボルトは紛失しないようマグネットカップに入れておく。

今回は外すボルトも少ないので復旧忘れなどはないが

複雑な分解では箇所・サイズごとにこのような入れ物に入れておくと、紛失防止や復旧忘れ、誤使用防止によいと思う。

 

ブレーキパッドが見えてきた。

 

 

 

キャリパーがブレーキダストで汚れているので清掃する。

 

 

 

 

異径のダブルピストン。

 

 

 

 

 

 

このパッドは両側とも”はまっているだけ”なので

手でこじればすぐに外れる。

 

こちらのピストンもひとつづつ手で押し戻す。

 

使用済みのパッド。

まだ余裕はあるし、片減りはしていないようだ。

 

ホイール内側のパッドにはシムが付いているので

新品に移設しておく。

 

 

 

新品のフロント用パッド。

 

 

 

 

 

清掃した後で新しいパッドを装着。

手ではめ込むだけ。

 

 

 

 

 

ピンぼけになってしまったがこれが”シム”

取り外したパッドとともに捨ててしまわないように・・・・

 

反対側から撮影した写真。

シムのセットはこのように。

 

取り外した純正品の使用済みパッド。

 

 

 

 

現状振れ止めの高さ確認。

 

フレームスライダーの位置に触れ止めをつける場合の高さ確認。

 

エンジンオイルレベル。

 

 

 

 

 

 

 

先日移設したヘルメットホルダー。

 

この後、近所を試走して、ブレーキの作動を確認した。

最初は特にリヤブレーキが効かないので注意。

パッドがローターに食いつき始めるまで”皮むき”が必要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MENU

inserted by FC2 system